なぜ読もうと思ったか
ダークツーリズム入門を読んだことだしもう一冊ダークツーリズム本を読んでみようと思った。
どのような本か
日本含む世界のダークツーリズムスポットの紹介・解説。
書評というか感想
基本的にダークツーリズム入門と同じ。それぞれのスポットの解説が数ページずつという感じ。
バリ島やサイパンのような有名リゾートも実はダークツーリズムスポットだというのは知らなかった。無知で恥ずかしい限り。ウクライナのホロドモールや南アフリカのロベン島刑務所など知らなかった事象・場所もあり勉強になった。
人類の負の遺産、闇の歴史を知ることは大変意義深いことだと改めて感じさせてくれる良い本。ただし若干気分が沈むのは間違いないのでそういうのが苦手な人は注意が必要かもしれない。
これは完全に余談だけど、一部のスポットについてはダークツーリズム入門と解説が全く同じだった。本書の方が先に刊行されてるので、あっちの方がこちらと同じというのが正しいか。
どうやら同じ編集プロダクションが共通して提供している部分があったようだ。スポットごとに書き手が違うこともあり、こういう風に複数の書籍に提供する場合もあるんだなあ。本の作り方にも色々あるな。ちょっとニッチな分野だったりすると知見が偏るだろうし、よくあることなのかもしれない。知らんけど。