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遠回りこそが最短の道

Java ビルドツール入門 を読んだ


Javaビルドツール入門 Maven/Gradle/SBT/Bazel対応

Javaビルドツール入門 Maven/Gradle/SBT/Bazel対応

なぜ読もうと思ったか

あまりJavaと関わらずに生きていたのだが最近仕事で使い始めたのもありJava関連の書籍などを眺めていたところ発見。へー、Javaのビルドツールの本とかあるんだな、MavenとGradleは使ったことあるけどSBTとかBazelってなに?似たような技術を比較しながら学ぶのって面白いよなあ。読んでみるか。てな感じです。

どのような本か

完全にタイトル通り。Javaのビルドツール4種についての入門レベルの解説。 1章がビルドツールの基礎知識、2,3章がMaven、4,5章がGradle、6章がSBT、7章がBazel。

書評というか感想

それぞれのビルドツールについて最小構成のプロジェクトからwebアプリケーション、GUIアプリケーション、Spring Bootアプリケーション等のプロジェクトをビルドするサンプルコード付きで丁寧に解説していて非常にわかりやすい。プログラミング初心者でも大丈夫。多分。未経験者は無理。

ただしあくまで入門レベルの解説なので、これを読んだからと言っていきなり商用Webアプリのビルド設定ができるようにはならない。ちゃんと公式サイト等で理解を深める必要がある。この本の意義は複数のビルドツールで同じようなことをするとどのような違いがあるのかがサクッと分かるところであって、それぞれのツールに関してまともに扱えるレベルになることが目的であれば別の本(というか公式ドキュメント)を読んだほうがいい。

自分にとってはMavenもGradleも日本語での解説を読むのが初めてだったこと、SBTとBazelについては全く知らなかったことから楽しく読めました。土日で一気に読めるくらいの分量と難しさ(簡単さ)なのもよかった。

しかし、こういう本を読んでいるとスクリプト言語の手軽さが際立つと言うか、Rubyしかやってない人がこの本を読んだら「えっなんでビルドツールが4つもあるの?なに昔はAntというのがあって?そして他にもまだある?どういうことなの・・・?」とブツブツつぶやきながらrubygems.orgの方角(どっちだよ)に向かって祈らざるを得ないと思う。Gemさえ知ってればいいなんて最高。ありがとうGem。ありがとうcomposer。もしくはnpm、あるいはpip。

こいつらはただのパッケージ管理なのでmavenやgradleと等価ではないのだが、pom.xmlとか書いてるとどうしても「ビルドって大変だなあ」と思ってしまう。Gemfileだけ書いてrails sすればだいたい動く、みたいなのって素敵じゃないですか。スクリプト言語というか、Railsは偉大。この本関係ないけど。

Datadog Agentを手元のマシンで動かして、ローカルのサーバを監視する


Datadogの新しいサービスを使い始めるときやcustom metricsを作りたいとき、まずローカルで動作確認したくなると思う。

「Datadog Agentをローカルで動かす方法」みたいな公式ドキュメントやブログ記事が意外となかったのでやり方をメモしておく。

ApplicationがDocker Containerとして動作する場合

dd-agentの公式イメージを使って、アプリケーションとDatadog Agentを同じネットワーク上で動かせば良い。具体的にはdocker-composeを使うのが簡単。 dd-agentの使い方についてはhttps://docs.datadoghq.com/agent/docker/?tab=standard、別のコンテナからTraceを取得する方法はhttps://docs.datadoghq.com/agent/docker/apm/?tab=linux#tracing-from-other-containersを見れば良いです。

下記は最低限の設定をしたdocker-compose.ymlの例。使っているサービスはAPMのみ。

version: '3.8'

services:
  app:
    ... (略)
  db:
    ... (略)
  datadog-agent:
    image: gcr.io/datadoghq/agent:latest
    volumes:
      - /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock:ro
      - /proc/:/host/proc/:ro
      - /sys/fs/cgroup/:/host/sys/fs/cgroup:ro
    environment:
      - DD_API_KEY=<YOUR_API_KEY>
      - DD_APM_ENABLED=true
      - DD_APM_NON_LOCAL_TRAFFIC=true

アプリケーション側でdatadog agentのhost名をdatadog-agentにしましょう。

# Javaの場合
DD_AGENT_HOST=datadog-agent
java -Ddd.agent.host=$DD_AGENT_HOST -jar yourApp.jar
# Rubyだとこう
Datadog.configure do |c|
  c.tracer hostname: 'datadog-agent'
end
// Go
tracer.Start(tracer.WithAgentAddr("datadog-agent"))

あとはdatadog-agentコンテナのログを眺めていればなんとなく動作が分かる。Trace何件送りました、みたいな。これがずっと0件だと何かしら間違っている可能性が高い。

結構簡単でよかった。

ApplicationがDockerizeされていない場合

やったことないけど多分同じ。DD_APM_NON_LOCAL_TRAFFIC=trueは要らなそう。この場合はdocker-compose使う必然性がないので公式に載ってる通りにdocker runすれば良いと思われるが、その場合はagentのポートまで指定したほうが良さそう。デフォルトは8126

補足

これはローカルからやってるテストですよーってのがちゃんと分かるように、DD_ENVなりなんなりに"local"とか"test"とか入れときましょう。

2021年OKR

年始に某Podcastを聞いていると、去年の個人OKRをどのくらい達成できたかみたいな話があった。そういえば最近そういうことをしていない。とにかく仕事と子育てと勉強と生活をするので精一杯という感じで、これは良くないなあと薄々思ってはいたのもあり、今年はOKRを立てて年末に振り返りをすることにしようかな、そんなふうに考えていたらもう2月も終わろうとしている。ひい!光陰、矢の如しすぎでは…。

しかしよく考えたらOKRというのをやったことがない。正確に言うと前職ではOKRが導入されようとしていて一回だけやったのだけれどもアレで良かったのどうかはいまいちわからない。うーむ。まあ適当にやってみよう。

まずO。Objective。定性的な目標でもいいっぽいのでなるべく汎用的なものにしたい。野心的な目標が望ましいらしいけどまあそのへんは適当でいいか。

よし。決めた。「初心に返って学び直しをする」これです。ちょうど転職もしたことだし、アンラーニングと基礎の学び直し、そして新しいチャレンジ。このあたりを重点的にやっていきたい。

次はKRですね。Key Result。こっちは定量的目標でないといけないらしい。本来だったら達成度を段階的に定義するのかも知れないけど面倒なので100%の定義だけしよう。

  • 技術書を25冊読む
  • ソフトウェア開発以外の本を10冊読む
  • 新しいコミュニティに2つ以上参加して継続する
  • 仕事で使用している技術スタック全てを基礎から勉強し、同じスタックで個人プロダクトを出す
  • 英語の勉強をして何かしらの試験を受けてスコアアップ(TOEIC換算で比較)
  • ブログをなんでもいいから100記事書く
  • 娘が遊ぶためのWebアプリの新作を出す
  • プロダクト概要だけ書いて全く開発の進んでいない個人開発モノを全てインターネット上に公開するところまでやる
  • Twitterは一日一時間(?)
  • 技術系の資格を何か取ってみる

KR多すぎィ!思いついたこと全部書いた。ある意味野心的かも知れない。個々の内容がしょぼすぎる説もあるが。

読書に関しては、最近ネットのし過ぎで長文が読めない病にかかっていて全然本が読めていない&物理積読で部屋が圧迫されている&電子積読が一向に消化されないのに新しい本を買ってしまうという3つの重大な問題を抱えているため、今年は意識して読書の習慣をつけていきたい。今のところ、紙、Kindle Fire HD 10, Kindle Paperwhite, 携帯のあらゆるデバイスを駆使して少しでも一日の読書時間を増やせるよう努力している。努力していると書いている時点でまだまだ習慣にできていないので今年一年かけて頑張ろう…。ちなみに技術書25冊というのは、一年が大体50週くらいで2週間に一冊読めたら上出来かなという雑すぎる計算により生まれた数値です。他の本10冊という数字に至っては0.5秒で適当に考えました。直感って大事だよね!

コミュニティとかも自分は正直すごく苦手なのだが、在宅勤務で他人とのつながりが薄くなっていると感じており、また子供が生まれてから勉強会等にもほとんど行けていないので、今年は何かしらのコミュニティに属せるよう意識して行動したい。そして友達がほしい。トモ…ダチ…

仕事で使う技術スタックは転職でまるっと変わったのだが、だいたい分かるやろーという謎の自信でごまかしている(そしてごまかしきれていない)部分が多い。自覚はありますすみません。駆け出しの頃を思い出して、一番はじめの基礎の部分からちゃんと学ぶこと。あとそれらを実際使って小さなプロダクトを作ること。ちゃんとやっていきたい。

個人開発は何かと言い訳をしてサボってばかりなので今年こそどうにかしたい。いや、する。ここで宣言することによって自分に発破をかけたいという以外の何者でもないです、はい。

英語。ここ何年か全く伸びていない気がするのでいい加減どげんかせんといかん。英語のミーティングは油断するとすぐ何言ってるか分からなくなるし。TOEIC等の試験も全く受けてないから定量的なスコアがどうなっているかは知る由もなく、今年は一度でいいので試験を受けようと思う。あとは圧倒的にボキャブラリーが足りないので、まあ普通に勉強が必要ということでしょう。シンプルに何もしてないのが悪い…。TOEIC換算で900はとりたいところ。

ブログ。文章を書きたいという欲求が常にあるにも関わらず、うまく習慣化できたことがない。ブログも何個作っては潰してきたことか。いわゆるテキストサイト全盛期を少し過ぎたあたりでインターネットにどっぷりハマり、ゲームプレイ日記や今で言うSS(エヴァだったかな…)に魅せられ、ReadMe!やニュースサイトの存在を知り、侍魂斬鉄剣ろじぱらNumeri探偵ファイルetcをバカみたいに読み漁ったあの頃、俺もこんな面白い文章が書きたい!という少年時代の情動が未だに忘れられんわけですよ。まあ面白いことは何も書けないんですけど、文章を書くのが楽しいと思えるのはテキストサイト管理人(管理人っていう言葉懐かし!!若い人知らなそう!!怖い!!)の皆様のおかげなのでありんす。ありがとうございます。どうでも良いけどかメ人間っていうメチャクチャ好きだったサイトがYahoo!ジオシティーズジオシティーズ!!)の終了により消えてしまった。悲しい。悲しすぎる…。魚拓は一応あるけど、過去ログはどうなってしまうんだろう、辛い…。過去ログって言葉もなんか古い感じがしてそれも辛い…。辛いけどとりあえずブログに文章を書くという習慣もつけたいので100記事を目標にしたい、しかし辛い…。昔これまた大好きだった「ぺてんし」というサイトももはや跡形もないのが辛い…。あの頃クローラを書く技術があったら絶対過去ログ全部保存してたのになあ…。

娘。どうぶつポチポチでは結構遊んでくれたけど、年齢も上がってきたのでもう少し高度なアプリを作ってあげたいなというお気持ち。ところで個人開発のサイトってクレジットとかアバウトみたいなのどうやってどのくらい書くのがいいんでしょうねえ。調べるのが面倒すぎるというか、ある程度形になってやりたかったことが達成できたらちょっと興味を失ってしまうタイプなのでそういうの向いてない。GAも最近入れたとこだし。誰か教えてください。

あとTwitter。無限に時間が溶けるのでアクティビティログみたいなのでアプリの起動時間トラックして可視化して減らしたい。その分読書に回すんや…。

資格。資格とか全然持ってないから取ってみたいという気持ちと、勉強のための勉強でもしない限りなかなか知識がつかない分野もあるなあと。具体的には個人開発で経験しづらいインフラ寄りのところとかです。受験勉強とかしてたことを思い出すと、資格の勉強なんて死ぬ気でやれば余裕なのでは?と謎に自信はあるけれども実際試験を受けたことはないというダサい状態を脱するためにもなにか取得します。今年中に。

一年の目標を適当に立てて、ブログに書いてネットの海に晒してみようそうしようと思い立って適当に書き始めただけなのになぜか3000字とかになろうとしている。この時間を読書に回していれば…と思わなくもないけどまあ仕方ないので一つでも多くのKRを達成できるよう意識を高めていきたいし、古き良きテキストサイトが見れなくなっていくの辛い。Yahooさん…ジオシティーズアーカイブを…ください…。

仏像と日本人 を読んだ

仏像と日本人-宗教と美の近現代 (中公新書)

仏像と日本人-宗教と美の近現代 (中公新書)

なぜ読もうと思ったか

森美術館STARS展で見た宮島達男の作品が大変興味深かったので、SCAI THE BATHHOUSE千葉市美術館等にも観に行ったのだが、どうやら仏教に造詣が深くないと作品の根底にあるコンセプトが理解できない様子。教養として勉強してみることにするか…と思い立ったのは自分ではなく奥さんで、読み終わった奥さんに勧められて読むことにした。

あと奈良出身なので古美術について勉強したほうが良いかなと何となく思ってはいた。のでちょうど良かった。

どのような本か

奈良や鎌倉で大仏を見たことがある人は多いと思うが、仏教への信仰が主目的だった人はほとんどいないだろう。多くの人は仏像を古美術として見ている。仏像には「宗教」と「美術」という2つの側面があり、古美術鑑賞として仏像を楽しむ文化が生まれたのは明治時代のことらしい。 明治から平成まで、仏像を取り巻く環境と思想がどう変化していったのかを考察したのがこの本である。各時代において重要な役割を果たした人物に焦点を当て、仏像と日本人の関係性の変遷を時系列順にまとめている。

書評というか感想

いや、仏像ですよ。仏像と日本人の関係性ですよ。こんなテーマ生まれてこの方考えたこともなかった。

もう知らない単語、知らない概念のオンパレードという感じでたまりません。自分がド素人な分野だとこんなにも読むのが大変なのかという久しい感覚。幸いなことに既読の妻が側にいたので気になったことなどについてちょくちょく会話できたのは良かった。これにより理解が深まったり記憶が定着したりという効果があるように思う。ペア読書とか聞いたことあるけど良いのかもしれない。

明治初期に廃仏毀釈といって仏教寺院や仏像をぶっ壊しまくり仏教を滅ぼそうという動きがあったらしい。もうそこから知らなくて自分の教養のなさがただただ悲しいのだけれども、逆に言うと伸びしろがすごいということなのでプラスに考えたい。スポンジのように吸収してやろう。

廃仏毀釈です。仏像も全て破棄されそうな風潮のなか、美術という概念が日本国内でも広がり始め、あれっ、仏像ってなんか美術的価値ありそうじゃない?万博とかに出せるんじゃない?ちょっと調査してみる?てな感じで奈良や京都の寺院を巡って調査開始、そこから少しずつ古美術としての仏像の価値が認知され始める…というのが大雑把なストーリー。

博物館ができたり、美術雑誌ができて仏像写真が乗ったり、古寺を訪れるのが教養人の中でブームになったり…明治、大正、昭和の間に様々な出来事があって今の寺院や仏像に対する価値観が醸成されていったという。まっっったく知らなかった…。確かに観光でお寺にいくというのはよくあることだけど、それが古美術鑑賞を目的としていることに自覚的でなかったなあ。色々と納得できる部分が多く面白いです。

随所に出てくるストーリーも興味深い。廃仏毀釈で職を失いそうになった僧侶達が神官にジョブチェンジして神社に集団転職した話とか、救世観音は秘仏だったのを美術調査で無理やりこじ開けたところ「雷が落ちるぞ!!」と言って僧侶たちが逃げ出した話(もちろん雷は落ちなかった)とか、工藤利三郎が写真撮った仏像は国宝に認定されるという都市伝説が流れたとか。仏像の話ってこんなに面白いの?

仏像を美術として楽しむ文化を形成するのに大きな役割を果たした人たちの名前が知れたのも良かった。初めて仏像を日本美術として調査したアーネスト・フェノロサ岡倉天心。仏像写真を調査資料としてだけでなく美術として撮った小川一真。「古寺巡礼」を書いた和辻哲郎。昭和の最も著名な仏像写真家である土門拳入江泰吉などなど。他の本や雑誌を見てると結構名前が出てくるのでちょっと知識が広がった感があって良い。

とにかく全体的に興味深い本でした。明治から現代にかけての「流れ」が理解できるので、周辺知識を仕入れる際の礎になってくれそうな気がします。個々の寺院や仏像についての解説はほとんどないので、そういうのはまた別の本を読むなり現地に見に行くなりしてもう少し勉強してみようと思います。仏像、奥が深い…。

あとみうらじゅんいとうせいこうによる「見仏記」が本書の中で絶賛されていたので、こちらも読んでみたいところ。

僕みたいな仏像に関してなーんにも知らないド素人が入門するにはとても良い本だと思いますし、逆に仏像は好きだけど江戸明治から始まる仏像をめぐるストーリーについて考えたことがない人(ほとんど誰も考えたことないと思うけど)にもすごく面白い本だと思います。オススメです。

httpstat.usがちょっとしたテストに便利

とあるWebのAPIをコールして、レスポンスが返ってこずタイムアウトしたときの処理を書きたかったのだけれども、諸事情によりMockサーバを使うことができず、ガチのhttpsコールを外部に飛ばした上でタイムアウトさせたくなった。

URLは書き換え可能だったので、「このURLを叩いたら絶対タイムアウトする」みたいなURL(http://example.com/ みたいなイメージ)がどこかにあるのではないかと思って探してみたけどなかなか見つからない。

これは自作の機運か…?と思ったものの、もう少し気合を入れて探すと”httpstat.us"というURLを発見した。

httpstat.us

これが地味にすごく便利。使い方はリンク先を見てもらえばすぐ分かるのですが、一応解説するとURL pathに数字を書けばそのhttp statusを返してくれます。例えば https://httpstat.us/200 にアクセスすればHTTP STATUS 200が、https://httpstat.us/503 なら503が返ってくる。クライアント側のエラーハンドリング検証等がすぐできます。

さらに、クエリパラメータにsleep時間をms単位で指定できます。https://httpstat.us/200?sleep=3000 にアクセスすればレスポンスが返ってくるまでに3秒強かかります。これを使ってsleep=50000くらいにしておけばまあ確実にタイムアウトするでしょう。しなかったら逆に問題ですのでクライアントの設定の見直しが必要です。

そんなわけで、地味だけど結構便利なサービスを見つけてことなきを得たという話でした。ドメイン名も気が利いてて良いですね。

運営している方はMicrosoftのDeveloper Advocateらしく、C#で書かれています。Azureで動いているとか。

しかし、便利なものを作ってくれている方には頭が上がりませんなあ。自分も作る側に回っていかないと。

Kindle Fire HD 10は技術書読み機にとても良いし普通に本読むのにも良い

このような記事を読んだ。 

gfx.hatenablog.com

 

そうなんです。Kindle Fire HD 10インチ、良いんですよ。技術書読み機としては現時点ではベストだと思っている。コスパも異常に良い。

Kindle Paperwhite(7インチ)も持ってるんですが、固定レイアウトの大型本なんかは字が小さすぎてまともに読めたもんじゃない。10インチあれば余裕なのでとても捗ります。これで電子書籍を買うときに固定レイアウトかどうかをチェックする必要がなくなりました。控えめに言って神。

Paperwhiteはe-inkで目に優しいのだが技術書を読むには少々辛いところがあります。例えばレスポンスが遅いのでページめくりが若干辛い。検索なんかは相当きつい。ハイライトもつけづらい。技術書に対して良くやる動作が軒並みやりづらいという感じ。色もないし。普通の(固定レイアウトでない)書籍を読むにはかなりオススメの端末なんですが。

Fire HD 10は今のところサクサク動くし、安かったし、活字が苦手で全然本を読まない奥さんも何故かこれなら本が読めたりと獅子奮迅の活躍ぶり。技術書読み機としてiPadを買うか安い中華系タブレット買うかFireを買うかで悩んでいたんですが、完全にベストなチョイスでした。良い買い物だった。

あとはgfx氏も仰っている通りPDFなんかも読みやすいので論文読み機にもいいと思います。もちろんWeb上の資料を読むのにも◎。

難点としては重い。片手で読書するのはほぼ不可能だし両手で持っていても疲れる。寝転がって床に置くか、膝に置くか、ブックスタンドに立てて読むのが基本的な使い方になる。Paperwhiteはめちゃ軽いので電車で吊り革持ってる反対の手で読んだりもできるため、使い分けが大事です。

iPad Proを持っている人には10インチ端末は不要かもしれない。まあでも、汎用的なタブレットよりもアプリが少なくて誘惑の少ない電子書籍専用端末というのは持っておいて損はない気がする。

今考えているのは、固定するためのアームとページ送り用のリモコンを導入すればさらに良い体験が得られるのではないかということ。とりあえずAmazonで適当なリモコンを注文してみた。僕は正直技術書を読むのが苦手なので、環境を整えることで少しでも積ん読を消化していこうと考えている所存。仰向けとかで読めたら最高なんだけどなあ。

 

 

Fire HD 10 タブレット ブラック (10インチHDディスプレイ) 32GB

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  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

 

ジャンプ+の無料連載漫画が面白いからみんな見て欲しい

集英社が出している「少年ジャンプ+」というアプリがある。月900円くらい払えば週刊少年ジャンプ本誌が毎週購読できるのだが、それとは別に無料連載のWeb漫画もあり、これが本誌に勝るとも劣らないくらいアツい。激アツです。その中でも人気作品であった「地獄楽」が今週完結しました。なかなか良い終わり方だったと思うのですが来週からもう見れないと思うと悲しい!月曜日の楽しみが!というわけでこの昂った感情を発散させるべくジャンプ+の連載作品について思いの丈を綴ろうと思う。

ちなみにジャンプ+のシステムについて少し触れておくと、曜日ごとに更新される作品が決まっており、また作品ごとに毎週更新だったり隔週更新だったりします。たまに月一更新のモノもあってなかなかフレキシブル。良いと思います。というわけで、曜日ごとにお気に入りの作品についてダラダラと書き連ねさせていただきます。

まずは月曜日。「地獄楽」面白かったですね本当に。個人的には中だるみのような時期もあったんですが総合的に見てだいぶ面白かった。そしてなんとアニメ化が決定したそうで。最近アニメはあまり見れていないんですけれども、ちょっと気合入れて見てみるのも良いかもしれないなあ。

あと「サマータイムレンダ」も人気作品の一つ。基本的には離島サスペンス的なアレなんですが、最近バトルシーンが多く、俺は別にバトルが見たいわけでは…と思わなくもないけどそれにしても面白いです。中盤あたりは本当に面白くて毎週ワクワクしてた。こちらもそろそろ完結しそうな雰囲気なのでいつ終わるのかとハラハラしながら読んでます。一応もう一展開ありそうなのでもうちょい続くのかな。

それから、ここ2年で数々の賞を受賞、色々記録も樹立しているらしい「SPY×FAMILY」。これはもう間違いないです。スパイ×アクション×特殊家族コメディということで、笑って泣ける素晴らしい漫画。基本的に一話完結なので読みやすいのも◎。絵も読みやすいし(ジャンプ+は個性的な画風の漫画が多い…)、万人にオススメできる良作。隔週更新なので、あっ今週はSPY×FAMILYないのか…と思わされるが、一話完結なので続きが気になる感は薄く、意外と前話を読んでいなかったりする。そんな漫画です。(?)

ちなみにジャンプ+では新規の連載以外にも過去作品が少しずつ無料で公開されていく仕組みがあり、月曜日は「ダイの大冒険」「キン肉マン」「DRAGON BALL」などが毎週公開されています。中でもダイの大冒険は1週間に3話公開されるためテンポが良くて素晴らしいです。何気に月曜日で一番楽しみにしているのはダイ大かもしれない。まあ実家に全巻あるんですけど。

次に火曜日。ジャンプ+の火曜日と言えばもちろん「姫様"拷問"の時間です」ですよね。分かります。冷静に考えたら結構イカついタイトルしてるなこの漫画。その実態はほのぼの系拷問日常ギャグ漫画です。癒し。そして画力が半端ない。マオマオちゃんかわいいです。あとこの漫画なんて略すんだろう。

「ゲーミングお嬢様」は格ゲー好きには非常に好評なようですが僕にはちょっと合わないようであまり読めてません。すみません。大足竜巻斬空脚滅殺豪昇龍しないでくださいごめんなさい。

水曜日。「道産子ギャルはなまらめんこい」「KILLER FRIENDS」「おいしいコーヒーのいれ方」あたりを読んではいるもののそこまで気合入れて追っかけているものはない。「HEART GEAR」が結構好きだったのだけれども5月を最後に更新が止まっている様子。作者の方が病んでしまったとか体を壊したとかネームが思いつかなくて失踪したとかじゃないかと心配している。いつか連載再開されないかなあ。

あとは「テラフォーマーズ」が毎週一話公開されるので意外と楽しみにしているかもしれない。そろそろ未読のエリアに入ってくるのでより楽しみ。ヤンジャン見なくて済むのは助かります。

木曜日。木曜日といえば!「忘却バッテリー」ですよ!2020年読んだ中で一番面白かった漫画かもしれない。野球漫画なんですが、野球に全然興味のない僕でも最高に楽しめております。シリアスとギャグのギャップも良いし、そもそも両方ともの切れ味が鋭すぎる。キャラも良いし設定も良い、各キャラの過去やトラウマが徐々に明らかになっていく謎解きのような面白さと、それを乗り越えた時のカタルシス。激アツです。隔週連載なので忘却バッテリーのない木曜は発狂しそうになります。嘘です。でもガッカリはする。完全にする。そのくらい面白い作品。しかも、最初から今(70話)までずーっと面白い。みかわ先生、マジ奇才だわ…。忘却バッテリーだけは応援コメントも読んでるレベル。はー好き。

あとは「タテの国」ですよ。最近までなんとなく敬遠していて未読だったんですけど、思い切って一話を読んでみたら、「絵がちょっと微妙だなー、でもこの縦方向に読む構成を活かした作品って感じで面白い試みだな。ちょっと気になるし読んでみるかー」的な感じでダラダラと読み続け、いつの間にかその世界観とどんどん本格的になるSF、毎週クライマックスか!?と思わせるほど引きの強すぎる終わり方に魅せられて、気付いたら全話一気読みしてました。朝になってた。次の日の仕事、眠かったな…(遠い目)しかも、最近またクソ熱い展開でもうアツさしかない。作者、初めからこの構想あったの?マジで?壮大すぎない?話の展開ももう何回も何回も予想を裏切られてユダもびっくりな裏切りラッシュアワーですよ田中先生。僕はSF詳しくないので、SFとして良くできてるのかとかはよく分からないけど、ただただ面白いからなんでも良いです。現時点ではジャンプ+の中で一番続きが気になる作品。ていうか、めちゃめちゃ絵上手くなってない?ルスカとか一話と全然見た目違うよ、スティール・ボール・ランの大統領くらい絵柄変わってるよ。ライブ感あって良い。あー面白。

他にも「アビスレイジ」はかなり人気あるみたいだし、「むとうとさとう」「いともたやすく行われる十三歳が生きる為のお仕事」「デッドプール」あたりも読んでます。木曜日は読み応えあるな。さらに「ピューっと吹く!ジャガー」「ろくでなしBLUES」なんかもやっていてアツい曜日です。

金曜日。これはなんといっても「怪獣8号」ですね。まだ23話と新しめの作品だけど、個人的一番注目株。怪獣の討伐隊を目指す落ちこぼれの主人公、幼なじみで討伐隊のエースの美少女、その他魅力あふれるキャラ達にアツいストーリー、そして衝撃的な展開。人型怪獣の謎。面白い要素がまあ満載で素晴らしいです。絵も上手い。これからジャンプ+の看板として、2020年代の王道少年漫画の代表作になりそうな予感がします。言い過ぎか。いや言い過ぎでもないと思う。皆読んでほしい。

あと「僕より目立つな竜学生」なんか良くわかんないけど好きです。メリアかわいい。ありそうでなかった設定がいいのかも知れない。というか最近歳をとってきて、逆に学園ものが好きになってきたような気もする。逆?逆なのか?まあどうでもいいけどメリアちゃんかわいいです。

他は「奴隷遊戯 GUREN」「ハイパーインフレーション」あたり読んでます。あと「トリコ」ちゃんと読んでなかったんで意外と楽しみにしてます。過去作品連載、良いシステムだと思う。

土曜。「左ききのエレン」は間違いなく名作。元々Cakesで連載するという謎の形態を取っていたのが、途中からリメイク版としてジャンプ+で連載開始。今はジャンプ+が本丸っぽい。最初は学生時代の話で、途中から広告代理店勤務の光一パートとエレンパートに別れます。個人的には光一パートが好き。Cakes連載の頃は更新をクソ楽しみにしていて興奮しまくっていた。もちろん最近も面白いんですが。また新章始まるみたいなので期待。

それと「2.5次元の誘惑」めちゃくちゃ面白いです。コスプレが題材の漫画というのは珍しい。少なくとも少年漫画としては。画風的にこれはお色気枠…かと思いきやその中身は努力・友情・勝利の王道熱血漫画なのでした。アツい。面白いし女の子もかわいいしで一石二鳥です。一石二鳥?

日曜日は「鴨乃橋ロンの禁断推理」読んでます。リボーンの天野先生ですね。まさかWeb連載の方に来るとは。テンポも良くて面白いです。しかしジャンプで推理ものというのは意外とないことなのではないだろうか。覚えている限りだとネウロくらいしか見たことないような…いや、あれは推理ものとはちょっと違うか。松井優征先生の作品は既存ジャンルに囚われてなくて最高です。暗殺教室もジャンルが何かって言われたらよく分からないし。そしてジャンプ本誌では今週から松井先生の新連載がスタート、これまたなんだかよく分からないけど面白そうな雰囲気に溢れていて本当に才能ある方だなと思う。何の話?

それと「恋するワンピース」ですね。これはスピンオフギャグ漫画なんですが、普通のスピンオフとは一味も二味も違う。作者の伊原先生、ワンピースに関する知識量が異常すぎてもはや狂気。怖い。もう尾田先生本人より詳しいのでは?ワンピース好きならきっと楽しめる作品。

あとは「生者の更新 Revenge」「純情戦隊ヴァージニアス」あたりを気が向いた時に読んでます。日曜日も個人的にはライトな曜日。

最後に、読んでいる間に連載終了した作品にも少し触れたい。リアルタイムで連載終了を体験できるのは基本的には良い事なのだが、若干打ち切り感を感じる時もあり、そういうときはわりと悲しい気持ちになる。以下は悲しくない気持ちで最終話を読了したものが多いが、必ずしもそうとは限らない。諸行無常。なお「連載終了作品」というボタンからリストが見れます。

まず「ファイアパンチ」、これは宇宙一面白い*1漫画であるところの「チェンソーマン」の藤本タツキ先生による作品です。第一話のインパクトが凄過ぎる漫画。進撃の巨人ばりの衝撃。結構グロいしかなり賛否両論ある作品だと思うが、個人的には好き。読んでてしんどくなる時も多々あるけど。最終回も好き嫌いが分かれそうだけど僕は美しいと思った。まるで一本の映画を見終わったかのようだった。後で調べたところによると藤本先生は映画が非常に好きでいろいろな手法などを取り入れているそう。てか良く考えたら作中でも映画の話出てきたな。僕がジャンプ+に注目し始めたきっかけとなった作品です。

それから「青のフラッグ」。甘酸っぱい青春学園恋愛もの…かと思いきや、途中から意外とヘビーな展開に。青春とは、愛とは、友情とは、幸せとは…いろいろなことを考えさせられる良作。非常に現代的なテーマで、まああまり具体的にいうとネタバレになってしまうのでアレなんですが、今までの少年漫画にはあまりないようなテーマを扱っていてそれがまた良いです。非常にオススメの一作。

あと「ムーンランド」。珍しい体操漫画で、キャラも立ってるし丁寧な描写が好きだった。少年漫画らしいアツさもあるし、体操を知らなくても楽しめる構成になっていて毎週楽しみにしていたのだが微妙な感じで終わってしまった。もっと続いてほしかったなあ。

他にも面白い漫画はたくさんあったけど全部書いてたら一生終わらないのでこの辺で。これらの他にもちょくちょく載ってくる読切がやたら面白かったりするので侮れない。ジャンプ+本当にオススメです。なんてったって無料なので是非一回見てみてほしい。

ちなみにですが課金してコインを購入すればさらにいろいろ読めます。僕はワールドトリガーを全話読んでます。単行本やジャンプSQ買うより手軽で良い。早く更新されないかな。

shonenjumpplus.com

*1:rebuild.fmでのhakさん談