Codex CloudでRails用の環境設定をする
概要
Codex Cloudに開発タスクを頼むと、サンドボックス的な環境で実装からテストまでが一気通貫で実施され、完了後にDiffが表示される。その後PR作成ボタンを押すだけでPRが作成されるということで非常に便利。複数タスクを並列で走らせることも可能。ただし、クラウド環境のセットアップを正しくやらないとビルドやテストをうまく実行できないため、ここだけ頑張る必要がある。
例えば、Ruby on Railsプロジェクトの場合、rails testやrails serverを実行できればテスト/サーバー実行→エラーがあれば修正→再実行→…というループを自動で回してくれるので、そのための設定をする。
前提
まずCodex Cloudがどのように動作するのかについて、 Cloud environments – Codex web | OpenAI Developers を読んで理解しておくこと。
セットアップスクリプトは実行結果がキャッシュされるので、可能な限りこちらに書く。メンテナンススクリプトはブランチのチェックアウト後に都度実行されるものなので、可能な限り軽くする。アプリケーションに依存する処理だけを書く。
DBはPostgreSQLとし、Redis等のキャッシュは一旦なし。docker in dockerはなんかうまくいかないみたいなので、全て openai/codex-universal のコンテナに直接インストールすることとする。
Rubyバージョンは.ruby-versionで4.0.1を指定, PostgreSQLは18。
環境
WebでCodexを開いて、環境 > {環境名} > 編集 画面で以下の設定をする。
環境変数
| 変数名 | 値 |
|---|---|
| DB_HOST | localhost |
| DB_PORT | 5432 |
| DB_USER | postgres |
| DB_PASSWORD | postgres |
| DB_NAME | {your_db_name} |
| DB_TEST_NAME | {your_db_test_name} |
シークレット
| 変数名 | 値 |
|---|---|
| RAILS_MASTER_KEY | {your_rails_master_key} |
セットアップ スクリプト
「手動」を選択し、以下を貼り付ける。PostgreSQLのバージョンが標準リポジトリに含まれている場合(16とか)は、pgdgの追加は不要。
#!/usr/bin/env bash
set -euo pipefail
export DEBIAN_FRONTEND=noninteractive
echo "== Install base packages =="
apt-get update
apt-get install -y --no-install-recommends \
ca-certificates curl gnupg lsb-release \
build-essential libssl-dev zlib1g-dev libyaml-dev libreadline-dev \
libffi-dev libgmp-dev libpq-dev git
echo "== Add PGDG apt repository (for PostgreSQL 18) =="
install -d /usr/share/postgresql-common/pgdg
curl -fsSL https://www.postgresql.org/media/keys/ACCC4CF8.asc \
| gpg --dearmor -o /usr/share/postgresql-common/pgdg/apt.postgresql.org.gpg
echo "deb [signed-by=/usr/share/postgresql-common/pgdg/apt.postgresql.org.gpg] http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt $(lsb_release -cs)-pgdg main" \
> /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list
apt-get update
echo "== Install PostgreSQL 18 =="
apt-get install -y --no-install-recommends \
postgresql-18 postgresql-client-18 postgresql-contrib
echo "== Setup Ruby 4.0.1 via mise =="
if ! command -v mise >/dev/null 2>&1; then
echo "ERROR: mise not found" >&2
exit 1
fi
mise use -g ruby@4.0.1
mise install
# Use mise exec explicitly to avoid PATH/activation issues in non-interactive shell
RUBY_V="$(mise exec ruby@4.0.1 -- ruby -e 'print RUBY_VERSION')"
[ "$RUBY_V" = "4.0.1" ] || { echo "Unexpected ruby version: $RUBY_V"; exit 1; }
mise exec ruby@4.0.1 -- ruby -v
mise exec ruby@4.0.1 -- bundle -v
echo "== Start PostgreSQL 18 cluster =="
if ! pg_lsclusters | awk '{print $1}' | grep -q '^18$'; then
pg_createcluster 18 main --start
else
pg_ctlcluster 18 main start
fi
pg_lsclusters
echo "== Initialize postgres user/password =="
su - postgres -c "psql -v ON_ERROR_STOP=1 -c \"ALTER USER postgres WITH PASSWORD 'postgres';\""
echo "== Create application databases if missing =="
su - postgres -c "psql -v ON_ERROR_STOP=1 -tc \"SELECT 1 FROM pg_database WHERE datname='account_api_development'\" | grep -q 1 || createdb account_api_development"
su - postgres -c "psql -v ON_ERROR_STOP=1 -tc \"SELECT 1 FROM pg_database WHERE datname='account_api_test'\" | grep -q 1 || createdb account_api_test"
echo "== Verify DB connection =="
PGPASSWORD=postgres psql -h localhost -U postgres -d account_api_development -c "select version();"
PGPASSWORD=postgres psql -h localhost -U postgres -d account_api_test -c "select 1;"
echo "✅ Codex Cloud setup completed."
メンテナンススクリプト
以下の内容をシェルスクリプトとしてbin/とかそこら辺に置き、それを実行するコマンドを一行書いておく。bash /workspace/app_name/bin/maintenance.sh みたいな感じ。
#!/usr/bin/env bash
set -euo pipefail
SCRIPT_DIR="$(cd "$(dirname "${BASH_SOURCE[0]}")" && pwd)"
BACKEND_ROOT="$(cd "${SCRIPT_DIR}/../.." && pwd)"
cd "${BACKEND_ROOT}"
mise exec ruby -- bundle check || mise exec ruby -- bundle install --jobs 4 --retry 3
mise exec ruby -- bundle exec rails db:prepare
bin/ci-lint
RAILS_ENV=test mise exec ruby -- bundle exec rails test:models
ちゃんとテスト実行できるかどうかのスモークテストとしてrails test:modelsを実行しているが、ケース数が多い場合はもっと絞って特定のテストだけを実行すると良い。
エージェントのインターネットアクセス
「有効」を選択し、ドメイン許可リストを「共通の依存関係」にする(common dependenciesの変な日本語訳…)。許可されているHTTPメソッドは「GET、HEAD、OPTIONS」にしておくのが無難でしょう。できる人はドメインを自分で指定した方がよりセキュア。
AGENTS.md
これでCodex Cloud環境でrails testが実行できるようになったので、GitリポジトリにAGENTS.mdを追加し、「コードやテストを修正したらrails testを実行すること。エラーが出た場合は修正し、これをテストが通るまで繰り返すこと」的な指示を書いておけば、各タスクで勝手にテストを回してくれる。
注意点
Rubyのバージョンをセットアップスクリプトにハードコードしているため、バージョンアップしたらこちらも修正する必要がある。
.ruby-versionはリポジトリをチェックアウトするまで読み取れないので、どうしてもここは動的にできない。メンテナンススクリプトなら.ruby-versionを読めるが、ここでrubyのインストールをすると各タスクで毎回rubyインストールをすることになり非常に時間がかかってしまう。悩ましいがセットアップスクリプトを適宜更新するのが今の所の落とし所。
所感
公式ドキュメントとZennを参考に、https://github.com/openai/codex-universal をローカルで動かしながら検証したが、思った以上に大変だった。こんなのChatGPTとかClaudeに聞きながらやればすぐ終わるでしょ〜くらいに思っていたが、意外とハマりました。。
というわけで、誰かの役に立てば良いなと思って書き残しておいた。主には未来の自分が想定読者かもしれない。
参考URL
※文中に出てきたものも含む
新年のご挨拶、あるいは2025年の振り返り、もしくは2026年の目標設定
あけましておめでとうございます。いや〜明けましたね。もうすごい明けてます。こんなに明けてていいの?ってくらい明けますよね。ええ。もう1月2日ですし。アケアケですよね。今年もよろしくお願いします。
2025年はブログ記事を3本しか書いていなかったようで、これは流石によろしくないですね。AIに生成された文章で埋め尽くされつつあるインターネットの海ですが、人間の書いた文章を少しでも増やすためにも今年はもう少しブログを書いていこうと思います。
2025年なんですけど、もうなんか、細かい記憶があまりないんですよね…。ちょっと余裕がなかったのかもしれません。
ざっくりいうと、色々あって、新しい会社を友人たちと立ち上げました。社長ではないです。10月に退職して、11月から新会社で働いています。まだ対外的に発表できることがなくステルスで活動している感じなのですが、フルスタックエンジニア的なアレです。必要なことは全部やる、ということで、社内のITを作ったり、いろんな企業さんと打ち合わせをしたり、Kotlinを書いたりしています。大変だけど面白いです。自分たちのプロダクトを世の中に発表できる日を楽しみに、日々頑張っています。
去年の1~10月は、某ECサイト関連でReact書いたりインフラいじったりマイクロサービス環境で新規機能の設計をしたりE2Eのパフォーマンスを改善したりしてました。グローバル対応とかも。まあ大変な仕事だったんですが、技術的に勉強になることも多かったし、システムの規模も売り上げの規模も大きくてやりがいはありました。待遇も良かったです。同僚も優秀だったし、英語環境で毎日英会話の練習してるみたいなもんで、思えば非常に良い職場でした。もちろん嫌なこともありましたが、完璧な職場はないと思うのでそこはそういうもんでしょう。
退職エントリ的なものへの憧れも少しあって、「◯◯を退職しました」みたいな記事を書こうかとも一瞬思ったんですが、結構ポリシーの厳しい会社だったので普通に怒られそうだし、古巣に迷惑かけてまでやるようなことではないかなと思ってやめました。リアルの知り合いで、何か気になることとかあれば直接聞いてください。
あとは子供が小学生になってもう毎日てんやわんやという感じでしたね。小一の壁ってやつなのか、なんかもう色々大変すぎて完全に疲弊してました。最近はようやく慣れてきたのと、自分たちで起業した会社なのである程度自由にやらせてもらっていて非常に助かってます。
2026年はとにかく開発を頑張ってプロダクトを世に出すことを目標にしています。目指せフルスタック・フルサイクル・DevSecOps・プロダクトエンジニア(?)。また、大企業と違って厳しい制約とかがないので、最近できていなかったアウトプットや技術コミュニティへの参加を少しずつやっていきたいですね。リアルでの勉強会とか、最後に参加したのいつだっけなあ…。コミュニティ活動はあまり得意ではないんですが、徐々にやっていきたいところです。
そういえば、副業としてフィヨルドブートキャンプ (通称?FBC)のメンター業も続けております。2021年3月からやってるみたいなので、もうすぐ5年経過しそう。光陰矢の如しすぎますね。今は起業したてということもあり、時間があれば少しでも仕事をするぞうおらあああああという感じなので副業のリズムが崩れてしまっているのですが、FBCは半分ライフワークみたいなものなので、なんとか頑張って続けていこうと思います。本気で人生を変えようと頑張っている受講生のみなさんと関わっていると、こちらもエネルギーをもらえるので大変ありがたいです。あ、年末年始キャンペーンもやってるので興味のある方はぜひ覗いてみてください。
環境がガラリと変わったこともあり、今年は生まれ変わった気持ちで気合いを入れ直していこうと思います。気合いだー!(まさかのアニマル浜口終わり)
ネットワーク構築&運用がこれ1冊でしっかりわかる教科書を読んだ
なぜ読もうと思ったか
自分でも覚えてない、なぜなんだろう。自分はネットワークエンジニアとかではなく、ただのプログラマ。多分、ネットワーク機器を触ったことがないのでなんとなく興味があったのだと思う。しかし記憶がなさすぎる…。
あとは子供と夏休み読書バトルをするため。子供が一冊を終わらせるスピードが圧倒的に速くて勝てる気がしない。
どのような本か
小・中規模のネットワークを構築・運用するにあたり、企画・導入・運用全てのフェーズにおいてどのような作業があるかを説明した本。(と前書きに書いてあった)
書評というか感想
字が大きめかつ250ページしかないのにカバーしている範囲が多岐に渡りすぎているので、個々の内容はかなり薄め。例えば「Webサイトの公開」という題目がたった2ページで終わっていて、流石にそれは無理があるだろと思わなくもない。とはいえ詳細は自分でいくらでも調べられるわけで、インフラ・ネットワーク構築運用の全体感を掴むことだけを目的にすれば結構良い本なのかなと思った。
実際、ネットワーク構成の設計やルータ/スイッチの設定等はだいぶ簡素かつ特定の機器における解説しかないが、自分みたいな素人が興味本位で読むにはちょうどいいレベル感&分量だった。
これ一冊でネットワーク構築・運用ができるようになるとは全く思えないので、実務でやる人はもっと分厚い本を読んだ方が良いと思う。けど一冊めに導入として読むには結構いいかも。1〜2時間くらいでサラッと読めるし。あとAWSとかパブリッククラウドの話が一切ないのでそこだけ注意。基本オンプレ想定です。
実務で使えるメール技術の教科書を読んだ
なぜ読もうと思ったか
電子メールについて、SMTP/POP/IMAPとかMIMEタイプくらいは知っているがそれ以上はよく知らないし、DKIMとかSPFとかセキュリティ周りをちゃんと知りたいと思った。ユーザ向けメールの運用とかはあまりしたことがないが、いつかするかもしれないし。
あとは子供と夏休み読書バトルをするため。夏休み中にたくさん本を読んだ方が勝ち。
どのような本か
システム管理者・開発者が知っておきたい、メールのすべてが書いてある。(と表紙に書いてある)
書評というか感想
良かった。電子メールの技術的な解説からサーバ構築、運用、セキュリティまでカバーしている本というのはあまり見ない気がする。内容も難しすぎないしさらっと読めた。逆に言うと、すでにある程度詳しい人からすると学びは少ないかもしれない。自分にはちょうど良かったです。
パスワードをかけた添付ファイル付きメールの後にパスワードを記載したメールを送るという最悪な手法があるが、これがPPAPとして紹介されていて驚いた。ネットミームみたいな感じかと思っていたのに、まさか書籍に載っているレベルだとは…。まあ撲滅のためには名前をつけて周知することが大切だと思うので、いいことですね。うん。
特に勉強になったのはやはりセキュリティ周りで、SMTP AUTH、SPF、DKIM、DMARC、ARC、BIMI、APOP、STARTTLSあたりについて学べたのはなかなか面白かった。自社のメール運用する時にはどこをどのくらい考慮する必要があるのか気になる。弊社からのメールがどれに対応しているのか今度調べてみよう。
今時のプログラマはメールについて考えることも少ないと思うけれども、なんやかんやでメール自体はなくならなそうだし、知識としてこの辺知っておくのは割と良いのではないかと思いました。この本結構おすすめです。
あとはGoogleから メール送信者のガイドライン - Google Workspace 管理者 ヘルプ というのが出ていることを知った。メール運用する人は(メールサーバがGmailでなかったとしても)とりあえずこれを読んでおくと良さそうな感じ。なんなら書籍を読まなくてもこの文書を読んで知らない単語を適宜調べるくらいでも十分かもしれない。
DNSがよくわかる教科書を読んだ
なぜ読もうと思ったか
ちゃんと勉強せずなあなあにしてしまっていることってたくさんあるなと思ったので、学び直しをしようという活動の一環。あとは小学生の子供と夏休み読書バトルをするため。
どのような本か
DNSがよくわかる本。
書評というか感想
よかった。思ったよりも知らないことが多くて勉強になった。
序盤の基礎編はプログラマなら知っていることが多いとは思うが、復習に良い感じ。
自分は基本的にWebアプリを書くのが仕事なので、DNSサーバを設定・運用するということはこの先もなさそう。ということで中盤の実践編あたりはなかなか読み進めるのがしんどい感じではあったけど、普段使っているシステムの裏側をある程度でも知ることができてよかった。
終盤のアドバンス編はセキュリティ周りの話が多めで、インフラやセキュリティエンジニアでなくても一読する価値はあるなと思った。面白かった。
あとがきを読む限り、本書でもカバーできていない内容がたくさんあるらしいので、インターネットってすごい仕組みだな〜と小学生のような感想を覚えつつ読了した。なんとなく読後感が良かったです。
本文はどちらかというと概念的な内容が多いが、ちょくちょく挟まれるコラムにより具体的な話が書いてあって、抽象と具体をうまい具合に行き来することで理解しやすい構成になっているなと感じた。良い本だった。皆さんも夏休みの読書課題にどうでしょうか。ちなみに僕は夏休みありません。アディオス。
BOOX Go Color 7 を買って2ヶ月くらい使ったのでレビューというか感想を書く
はじめに
BOOX Go Color 7 というE Ink端末を買った。OSがAndroid 12なので、KindleやKoboの端末と違って普通にGoogle Playが使える、他の電子書籍リーダーアプリや漫画アプリやChromeやYouTube(!)も利用可能というところに惹かれて購入を決めた。せっかくなので適当にレビューします。
(埋め込みが見やすいのでAmazonのアフィリンクをここに貼りましたが、実際にはSKTのECサイトで買うのがおすすめです。ケースが無料でついてくるため。詳しくは → 購入方法について)
筆者について
筆者は30代でソフトウェアエンジニアをやっています。電子書籍版の技術書やテック系ニュース等を読むことが多く、また小さい子供がいるので寝かしつけの時間を活用したいというのがE Ink端末購入の動機。
Kindle Paperwhiteを所持しているが、2017年に購入したものなので古く、レスポンスは悪いし片手で持つには重いしでほぼ使用しておらず。また、KindleだけでなくO'reilly Onlineのアプリも利用できる端末が欲しいと前々から考えていました。
Kindle Fire HD 10も持っていて、固定レイアウトの大型本とかラムダノートのPDFとかはこの端末で読むことが多め。10インチなので読みやすいが、スペック不足で時々固まったり重くなったりするのが玉に瑕で、読書とPrive Video以外にはほぼ使えないなーという感じ。
こういう人間が買いているレビューだということを念頭に置いてもらえると良いかなと思います。
端末について
BOOX Go Color 7 は物理ボタンつき7インチカラー電子書籍リーダーです。詳細は下記リンクをどうぞ。
https://sktgroup.co.jp/go7/sktgroup.co.jp
ざっくりとした感想 (長文読みたくない人向け)
買って良かった。Kindle、O'Reilly Online、ジャンプ+を主に使っていて、たまにChromeでブログなんかも読んでいる。軽いし画面大きいしE Inkで目に優しい気がする。暗い寝室で寝る前に読むのがスマホとの違いを最も感じるシチュエーション。
家ではなるべくスマホを触らずにBOOX Go Color 7でニュースやブログや本を読むようにしたいが、いかんせんレスポンスや処理速度の遅さがネックでついスマホの方を触ってしまいがち。現時点の性能では完全な代替とまではいかない感じ。
以下、もう少しなら読んで良いという方向けにざっくりと良い点/悪い点を羅列します。
良い点
- 軽い。片手で持ってても疲れない。物理ボタン側のベゼルが広くて片手で持ちやすい。使ったことはないが、おそらくKindle Oasis
のパクリとほぼ同じ体験 - Kindleアプリでリフロー型(固定レイアウトじゃないやつ)の電子書籍を読む分には最高。物理ボタンでページめくりできるので片手でも簡単に読める。素晴らしい
- カラー表示ができる。流石に通常のスマホと比べると発色も画質も劣るが、それでもカラーとモノクロでは結構な違いを感じる。カラーを一度知ってしまうとモノクロが物足りなく感じるくらいには良い
- 他の電子書籍アプリの例として、O'Reilly Onlineでの読書も快適。(物理ボタンページめくりは使えないが、使えるアプリもあるらしい)
- Chrome等でブラウジングする体験も良い。もちろん反応速度はそこまで良くないが、そんなに悪くもない。特にストレスは感じないし、何より7インチE Inkディスプレイの見やすさが圧倒的。字もちょっと大きめにできるし良い
- 漫画アプリが使える。ジャンプ+を見開きで読めるのが最高。ありがとうBOOX、ありがとう集英社。反応速度を高めると画質が若干悪くなるけど、ジャンプの物理紙面を彷彿とさせる質感で逆にテンションが上がるので個人的には良い。嫌な人はページめくりで若干白黒反転するけどRegalモードにすれば画質は上がる。見開きだと若干字が小さいので普通に縦表示で読む時もある。スマホで漫画を読むのはサイズ的に若干つらいので、ほぼすべてこちらで読んでいる
- 電池持ちが良い
- 筐体・ケースのデザインがシンプルで好き
- 24時間操作がないと自動で電源を切ってくれる機能、地味に便利。電池持ちの良さに拍車をかけている
- とにかく片手で持って読書しやすい。右ベゼルが広いのは個人的にかなり重要。あとやっぱり軽いのが良い
悪い点
- Kindle固定レイアウト本は大型本が多いため、7インチだと文字が小さすぎて読みづらい(この端末に限った話ではないが)。あとなぜかページめくりの時にちょっとしたアニメーションがある本とない本がある気がする(よくわからない)。設定でオフにすることもできない。アニメーションがあるとRegalモードではページめくり時に画面がグチャグチャになってかなり不快なので困る。PDFも同様。こういうのはKindle Fire HD 10とかiPadとかPCで読んだ方が良い
- カラーの発色はかなり淡いので、本物とは色合いがだいぶ異なる。あくまでそういうものと割り切る必要がある
- スペックはそこまで高くないのでCPUやメモリを激しく使うアプリの利用には向いていない。
- カメラがないのでQRコードのスキャンなどはできない
- リフレッシュモードをスピードにしても反応速度はそれなりなので、スマホやiPadばりの感度を求める人には向いてない
- 動画は動きの少ない説明動画みたいなものならばかろうじて観れる、という程度。基本的には厳しい
- KindleやKoboに比べると高い(iPad miniよりは安いが)
- スペックが低いせいかオライリーのアプリで書籍を開くときにInitializing Layout云々かんぬんでちょっと待たされる
- メモリ不足か、アプリをたくさん開いているとジャンプ+がちょいちょい落ちる。漫画読む前にタスクキルすれば問題ないといえばない
詳細な感想
E Ink設定など
リフレッシュモードが4種類あり、Regal、ノーマル、スピード、A2の順に画質が良いがレスポンスが悪くなる(多分)。
基本的に、画像などを見たいときは画質重視のRegal、テキストが多い書籍などを読みたいときはノーマル、ブラウジングなど動きの多いアプリを使うときはスピード/A2という感じで使い分けることになる。アプリごとに規定のモードを設定できるので、一旦設定してしまえば特に気にすることなく使うことができる。
個人的には、KindleやO'Reillyはノーマル、ChromeやPlayストアはスピードで運用している。リフレッシュモードはそれぞれ一長一短で、ノーマルの場合はページめくり時の反転やハイライト等したいときのレスポンスの遅さ、スピードの場合は画質の低下とゴーストがデメリットとなる。トレードオフがある中で自分にとって最適なモードを選択する必要があり、全てが最高でないと満足できないという人にはE Ink端末は向いていないかもしれない。
Kindleアプリ
Kindleアプリの使用感は最高。多分本家Kindle端末と遜色ないと思う。少なくとも自分が持っているKindle Paperwhiteとの違いは一切感じられなかった。物理ボタンによるページめくりもできるし素晴らしい。
その他電子書籍リーダーアプリ
O'Reillyアプリしか使っていないが、物理ボタンページめくりができないこと以外はほぼ問題なく使える。読みやすくてとても良い。スペックが若干足りないのか、書籍を開くときにレイアウトの計算か何かで数秒待たされるのがちょっと気にはなるが、一回開いたらタスクキルされるまではすぐに再度開けるので問題というほどではない。
デフォルトでついてる電子書籍リーダーやストアもあるが、これを使いたくなるのがどういう場面なのかは正直まだ分かっていない。ePubいっぱい持っててKindle使いたくない人とかだろうか。
漫画アプリ
ジャンプ+のように、物理書籍を電子化したものを読むアプリの使用感はとても良い。物理ボタンでページめくりはほぼできないと思った方が良いが、単純に読みやすい。少なくともスマホよりは。紙に近いような質感になることもあって個人的にはとても満足している。
一方、LINEマンガ等で良くある縦読みのアプリオリジナル作品を読むのにはあまり向いていない。理由としては、
- フルカラーの作品が多く、Go Color 7の発色では色彩がショボすぎる
- 縦スクロールを結構な回数する必要があり、レスポンスの遅さがネックになり快適に読めない。かといってスピードモードにするとゴースト(残像)が気になる
- 縦長端末で読みやすいコマ割りになっているため、Go Color 7のアスペクト比では横幅が余ってしまっていて効率が良くない
というわけでこういうアプリの漫画は携帯で読んだ方がマシ。
ブラウジング (Android Chrome)
慣れればいける。スピードもしくはA2モードにしないと文字入力が絶望的にやりづらいので、このどちらかを推奨。画質は落ちてゴーストもあるので、この辺が気になる人には厳しいかもしれない。個人的にはもう慣れたが、やはりスマホと比べるとレスポンス速度に雲泥の差があるので、ついスマホをの方を使ってしまいがち。
検索などの情報収集はスマホやPCでやって、Go Color 7では溜めておいた記事を読むだけみたいな運用にできれば快適そうだが、今のところまだいいフローを作れていない。昔はやっていた「あとで読む」的なアプリをまた使う時が来たかもしれない。普段からそういう感じでやっている人には向いてそう。夜寝る前に色々読んだりとかするのに良さげ。
動画アプリ(YouTube)
スピーカーはついているので動画の視聴は可能。ただしスピードやA2にしても動きの激しい動画だとまともに見ることはできない。また画質/発色が弱いため動画によっては何が何ならさっぱりわからないこともある。基本的には使えないと思っておいた方が無難。
ただし動きの少ない説明動画みたいなものであれば観れないこともない。例えばWebページに埋め込まれている短い動画を再生したりすることはある。
その他プリインストールアプリ
なんか色々入ってるけど特に触ってない。むしろ誰か使ってみて感想教えてください。
ゲーム
やる必要がない。E Ink端末向けゲームとかあるんだろうか。
購入方法について
色々あるがSKTNETSHOPで買うと純正?ケースが無料でついてくる。ケースが欲しい人はこちらで買うのが良い。ケースをつけても重みや厚みはそこまで変わらない印象なので、個人的にはあった方がいいと思う。 ケースがいらない場合はAmazon、楽天、Yahooショッピングとまあ好きなサービスを利用すれば良いと思われます。 下記サイトに販売サイト4種へのリンクがあります。
https://sktgroup.co.jp/go7/sktgroup.co.jp
買う前に参考にしたサイト
レビュー記事はこの一件だけ読んだ。非常にわかりやすくて参考になった。
あとはYouTubeで日本語のレビュー動画と英語のレビュー動画を二件ずつくらい観た。実際に動いている様子、反応速度などを確認するくらいの意味合いではあったが観ないよりは観た方が良いと思う。
あとヨ⚪︎バシカメラで別のBOOX端末の実機が置いてあったため触ってみた。これがとても良さげだったので購入を決めたというのもある。やっぱり実機を触るのは大事。
まとめ
良い端末なのでおすすめです。10インチのモデルもあるので大きいのがいい人はそちらが良いかも。
スマホが蛾物故割れた
今朝子供達を保育園に送っていったあと、チョコザップでも行こうかなと思ってスマホを取り出したら、はい。落としました。地面に。アスファルトに。
さて、皆様マーフィーの法則というのを知っておられますでしょうか。
これは簡単にいうと「トーストを落としたら必ずバターを塗った面が下になってしまう」というものであり、つまり「スマホをアスファルトに落としたら必ず画面が下になってしまう」ということでもあるのです。はい。もうお分かりですね。画面が、バッキバキに、なりました。そして全く何も表示できなくなりました。絶望…。
というわけで朝から絶望の淵に叩き落とされてしまったものの、帰宅してPixelの修理業者を調べたところ近くの駅に正規店があったので速攻で持ち込んで画面修理してもらったら直りました。都会(?)に住んでてよかった。無駄な出費がかさんでしまったが…。
即日直ったのは本当にラッキーで良かったのだが、スマホぶっ壊れ期間は結構精神にキてしまっており、普段どれほどスマホに依存しているのかを痛感することになった。スマホがいきなりぶっ壊れたことにより、
- Suicaが使えないのでバスの支払いができない(超久しぶりに現金で払った)
- LINEができない(PCでログインしてたので助かったが、外ではできない)
- 電話ができない(古い機種にSIMを入れ替えてみたがなぜか動作しなかった)
- 毎日何気なくみているニュースやSNSが見れなくてなんかそわそわする
- もしこのまま直らなかった場合新しい機種を買うことになるが、金融機関のアプリなど重要なアプリをうまく引き継ぎできるかが不安
- クラウドにバックアップをとっていない重要な何か(何?)が復旧できるか心配
- 買い替えになった場合何をどういうチャネルで買うかなどを吟味したいけど早く買い替えないと不便というトレードオフが嫌
などなど様々な大変さがあった。「いきなりスマホがぶっ壊れても大丈夫か」というのを普段から時々意識して、色々準備しておいたほうがいいなと思った。防災対策みたいなもんですね。



