なぜ読もうと思ったか
APIの設計・開発の難しさを実感することが多く、改めて書籍を読んでみようと思ったので、まず前から読みたいと思っていたこの本にした。
タイトル
Web API: The Good Parts
書評というか感想
一言で言うと
いやあー良い本だった。皆読むべき。
感想箇条書き
- 良いAPI設計とはなにかを教えてくれる本
- 「なるべくデファクトスタンダードに従う」という方針が良い
- 有用なHTTPヘッダについての話が良い。よく使われているカスタムヘッダについてなど、独学では学び辛い内容が多い
- 特定の言語や実装に依らない内容なので、APIを開発することのあるバックエンドエンジニアなら誰にでもオススメ
- 有名企業のAPIを例にした解説が分かりやすい
- 文章が読みやすく分量もちょうど良いのですぐ読みきれる
- GraphQLへの言及はない(時期的に仕方ない)ので、そこは自分で補完すべし
実はよく分かっていないところ
HATEOASってあまり聞かないけど実際のところどうなんだろうか。
読んだ後どうするか
巻末にAPI設計チェックリストがあるので、これをアレンジして個人的に運用していきたい。
その他
読後感がすごく良かった。普段洋書の翻訳ばかり読んでいるからかもしれない。日本人著者による書籍のメリットとして、「読んでて気持ちがいい」というのは結構大きいような気がする。もちろん本によるけれども。