yak shaving life

遠回りこそが最短の道

リボルバーを読んだ

原田マハの小説です。

なぜ読もうと思ったか

奥さんの勧めで。

どのような本か

原田マハはアートのキュレーターもやっている小説家で、美術を題材にした小説を多数執筆している。本作はゴッホが題材。帯の文章が作品の雰囲気をうまく表していて良い。

誰が引き金を引いたのか? 「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか? 」 「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」

書評というか感想

面白かった。ミステリー調なんだけど難解な謎解きという感じではない。テンポが良いし、美術史の勉強にもなる(気がする)し、読後感がとても良い。ハッピーエンドというか。文章も読みやすくてサクサク読めた。

奥さん曰く他の作品も似たような雰囲気で読後感良くアートの知識も得られるので面白いとのこと。色々読んでみたい。

しかし、小説を読んだのはいつぶりだろうか。働き始めてからは一冊も読んでないような気もする。よく考えたら小説は結構好きなのに、活字を読むなら技術書を読まないといけないみたいな焦燥感に駆られて読んでいなかったのかもしれない。これからは時々読もっと。