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遠回りこそが最短の道

日本列島「現代アート」を旅する を読んだ

日本列島「現代アート」を旅する (小学館新書)

日本列島「現代アート」を旅する (小学館新書)

なぜ読もうと思ったか

現代アートなんも分からんすぎるので入門書を読みたかった。いくつかの入門系書籍のうち奥さんにオススメされたのがこれ。

どのような本か

著者が選んだ「これだけは絶対見ておきたい傑作10点」を紹介している。全て日本にある。が、全てが日本人の作品というわけではない。

書評というか感想

現代アートというのは本当に難解で、アートの歴史とかアーティストの思想とかその他教養的なものをたくさん知っていないとさっぱり理解できない。というのが現時点での感想なんだけど、この本を読んで現代アートへの理解がほんの少し深まった気がする。多分。

世界的に評価されていて、かつ日本に恒久展示されている作品を題材にしているので、どんなアーティストのどんな作品がどのような理由でどう評価されているのかを知った上で実物を見に行くことができる。これは学習の方法としては効率が良い感じがするので僕みたいな現代アート初心者には役に立ちそう。というか立っている。

実際に、本書で紹介されている三島喜美代の作品を実際に見に行ったところ大変良かった。ART FACTORY城南島というところにあるので関東在住の方はぜひ行ってみて欲しい。無料です。何も知らずに見に行くのもいいけど、個人的にはそのアーティストや作品についての背景をある程度勉強してから行った方が作品の解釈がしやすいし興味が持てて良いと思う。

とりあえず本書で紹介されているイサム・ノグチマーク・ロスコアントニー・ゴームリー、三島喜美代、ロン・ミュエクレアンドロ・エルリッヒ、安田侃ジェームズ・タレル内藤礼、ウォルター・デ・マリア、このくらいはちゃんと名前覚えて作品の一つくらいは見ておきたい。先は長いが、新しいことを学ぶのは楽しい。アートなんか全く興味もなかった自分を色々連れまわしてくれる奥さんに感謝。