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遠回りこそが最短の道

ジャンプ+の無料連載漫画が面白いからみんな見て欲しい

集英社が出している「少年ジャンプ+」というアプリがある。月900円くらい払えば週刊少年ジャンプ本誌が毎週購読できるのだが、それとは別に無料連載のWeb漫画もあり、これが本誌に勝るとも劣らないくらいアツい。激アツです。その中でも人気作品であった「地獄楽」が今週完結しました。なかなか良い終わり方だったと思うのですが来週からもう見れないと思うと悲しい!月曜日の楽しみが!というわけでこの昂った感情を発散させるべくジャンプ+の連載作品について思いの丈を綴ろうと思う。

ちなみにジャンプ+のシステムについて少し触れておくと、曜日ごとに更新される作品が決まっており、また作品ごとに毎週更新だったり隔週更新だったりします。たまに月一更新のモノもあってなかなかフレキシブル。良いと思います。というわけで、曜日ごとにお気に入りの作品についてダラダラと書き連ねさせていただきます。

まずは月曜日。「地獄楽」面白かったですね本当に。個人的には中だるみのような時期もあったんですが総合的に見てだいぶ面白かった。そしてなんとアニメ化が決定したそうで。最近アニメはあまり見れていないんですけれども、ちょっと気合入れて見てみるのも良いかもしれないなあ。

あと「サマータイムレンダ」も人気作品の一つ。基本的には離島サスペンス的なアレなんですが、最近バトルシーンが多く、俺は別にバトルが見たいわけでは…と思わなくもないけどそれにしても面白いです。中盤あたりは本当に面白くて毎週ワクワクしてた。こちらもそろそろ完結しそうな雰囲気なのでいつ終わるのかとハラハラしながら読んでます。一応もう一展開ありそうなのでもうちょい続くのかな。

それから、ここ2年で数々の賞を受賞、色々記録も樹立しているらしい「SPY×FAMILY」。これはもう間違いないです。スパイ×アクション×特殊家族コメディということで、笑って泣ける素晴らしい漫画。基本的に一話完結なので読みやすいのも◎。絵も読みやすいし(ジャンプ+は個性的な画風の漫画が多い…)、万人にオススメできる良作。隔週更新なので、あっ今週はSPY×FAMILYないのか…と思わされるが、一話完結なので続きが気になる感は薄く、意外と前話を読んでいなかったりする。そんな漫画です。(?)

ちなみにジャンプ+では新規の連載以外にも過去作品が少しずつ無料で公開されていく仕組みがあり、月曜日は「ダイの大冒険」「キン肉マン」「DRAGON BALL」などが毎週公開されています。中でもダイの大冒険は1週間に3話公開されるためテンポが良くて素晴らしいです。何気に月曜日で一番楽しみにしているのはダイ大かもしれない。まあ実家に全巻あるんですけど。

次に火曜日。ジャンプ+の火曜日と言えばもちろん「姫様"拷問"の時間です」ですよね。分かります。冷静に考えたら結構イカついタイトルしてるなこの漫画。その実態はほのぼの系拷問日常ギャグ漫画です。癒し。そして画力が半端ない。マオマオちゃんかわいいです。あとこの漫画なんて略すんだろう。

「ゲーミングお嬢様」は格ゲー好きには非常に好評なようですが僕にはちょっと合わないようであまり読めてません。すみません。大足竜巻斬空脚滅殺豪昇龍しないでくださいごめんなさい。

水曜日。「道産子ギャルはなまらめんこい」「KILLER FRIENDS」「おいしいコーヒーのいれ方」あたりを読んではいるもののそこまで気合入れて追っかけているものはない。「HEART GEAR」が結構好きだったのだけれども5月を最後に更新が止まっている様子。作者の方が病んでしまったとか体を壊したとかネームが思いつかなくて失踪したとかじゃないかと心配している。いつか連載再開されないかなあ。

あとは「テラフォーマーズ」が毎週一話公開されるので意外と楽しみにしているかもしれない。そろそろ未読のエリアに入ってくるのでより楽しみ。ヤンジャン見なくて済むのは助かります。

木曜日。木曜日といえば!「忘却バッテリー」ですよ!2020年読んだ中で一番面白かった漫画かもしれない。野球漫画なんですが、野球に全然興味のない僕でも最高に楽しめております。シリアスとギャグのギャップも良いし、そもそも両方ともの切れ味が鋭すぎる。キャラも良いし設定も良い、各キャラの過去やトラウマが徐々に明らかになっていく謎解きのような面白さと、それを乗り越えた時のカタルシス。激アツです。隔週連載なので忘却バッテリーのない木曜は発狂しそうになります。嘘です。でもガッカリはする。完全にする。そのくらい面白い作品。しかも、最初から今(70話)までずーっと面白い。みかわ先生、マジ奇才だわ…。忘却バッテリーだけは応援コメントも読んでるレベル。はー好き。

あとは「タテの国」ですよ。最近までなんとなく敬遠していて未読だったんですけど、思い切って一話を読んでみたら、「絵がちょっと微妙だなー、でもこの縦方向に読む構成を活かした作品って感じで面白い試みだな。ちょっと気になるし読んでみるかー」的な感じでダラダラと読み続け、いつの間にかその世界観とどんどん本格的になるSF、毎週クライマックスか!?と思わせるほど引きの強すぎる終わり方に魅せられて、気付いたら全話一気読みしてました。朝になってた。次の日の仕事、眠かったな…(遠い目)しかも、最近またクソ熱い展開でもうアツさしかない。作者、初めからこの構想あったの?マジで?壮大すぎない?話の展開ももう何回も何回も予想を裏切られてユダもびっくりな裏切りラッシュアワーですよ田中先生。僕はSF詳しくないので、SFとして良くできてるのかとかはよく分からないけど、ただただ面白いからなんでも良いです。現時点ではジャンプ+の中で一番続きが気になる作品。ていうか、めちゃめちゃ絵上手くなってない?ルスカとか一話と全然見た目違うよ、スティール・ボール・ランの大統領くらい絵柄変わってるよ。ライブ感あって良い。あー面白。

他にも「アビスレイジ」はかなり人気あるみたいだし、「むとうとさとう」「いともたやすく行われる十三歳が生きる為のお仕事」「デッドプール」あたりも読んでます。木曜日は読み応えあるな。さらに「ピューっと吹く!ジャガー」「ろくでなしBLUES」なんかもやっていてアツい曜日です。

金曜日。これはなんといっても「怪獣8号」ですね。まだ23話と新しめの作品だけど、個人的一番注目株。怪獣の討伐隊を目指す落ちこぼれの主人公、幼なじみで討伐隊のエースの美少女、その他魅力あふれるキャラ達にアツいストーリー、そして衝撃的な展開。人型怪獣の謎。面白い要素がまあ満載で素晴らしいです。絵も上手い。これからジャンプ+の看板として、2020年代の王道少年漫画の代表作になりそうな予感がします。言い過ぎか。いや言い過ぎでもないと思う。皆読んでほしい。

あと「僕より目立つな竜学生」なんか良くわかんないけど好きです。メリアかわいい。ありそうでなかった設定がいいのかも知れない。というか最近歳をとってきて、逆に学園ものが好きになってきたような気もする。逆?逆なのか?まあどうでもいいけどメリアちゃんかわいいです。

他は「奴隷遊戯 GUREN」「ハイパーインフレーション」あたり読んでます。あと「トリコ」ちゃんと読んでなかったんで意外と楽しみにしてます。過去作品連載、良いシステムだと思う。

土曜。「左ききのエレン」は間違いなく名作。元々Cakesで連載するという謎の形態を取っていたのが、途中からリメイク版としてジャンプ+で連載開始。今はジャンプ+が本丸っぽい。最初は学生時代の話で、途中から広告代理店勤務の光一パートとエレンパートに別れます。個人的には光一パートが好き。Cakes連載の頃は更新をクソ楽しみにしていて興奮しまくっていた。もちろん最近も面白いんですが。また新章始まるみたいなので期待。

それと「2.5次元の誘惑」めちゃくちゃ面白いです。コスプレが題材の漫画というのは珍しい。少なくとも少年漫画としては。画風的にこれはお色気枠…かと思いきやその中身は努力・友情・勝利の王道熱血漫画なのでした。アツい。面白いし女の子もかわいいしで一石二鳥です。一石二鳥?

日曜日は「鴨乃橋ロンの禁断推理」読んでます。リボーンの天野先生ですね。まさかWeb連載の方に来るとは。テンポも良くて面白いです。しかしジャンプで推理ものというのは意外とないことなのではないだろうか。覚えている限りだとネウロくらいしか見たことないような…いや、あれは推理ものとはちょっと違うか。松井優征先生の作品は既存ジャンルに囚われてなくて最高です。暗殺教室もジャンルが何かって言われたらよく分からないし。そしてジャンプ本誌では今週から松井先生の新連載がスタート、これまたなんだかよく分からないけど面白そうな雰囲気に溢れていて本当に才能ある方だなと思う。何の話?

それと「恋するワンピース」ですね。これはスピンオフギャグ漫画なんですが、普通のスピンオフとは一味も二味も違う。作者の伊原先生、ワンピースに関する知識量が異常すぎてもはや狂気。怖い。もう尾田先生本人より詳しいのでは?ワンピース好きならきっと楽しめる作品。

あとは「生者の更新 Revenge」「純情戦隊ヴァージニアス」あたりを気が向いた時に読んでます。日曜日も個人的にはライトな曜日。

最後に、読んでいる間に連載終了した作品にも少し触れたい。リアルタイムで連載終了を体験できるのは基本的には良い事なのだが、若干打ち切り感を感じる時もあり、そういうときはわりと悲しい気持ちになる。以下は悲しくない気持ちで最終話を読了したものが多いが、必ずしもそうとは限らない。諸行無常。なお「連載終了作品」というボタンからリストが見れます。

まず「ファイアパンチ」、これは宇宙一面白い*1漫画であるところの「チェンソーマン」の藤本タツキ先生による作品です。第一話のインパクトが凄過ぎる漫画。進撃の巨人ばりの衝撃。結構グロいしかなり賛否両論ある作品だと思うが、個人的には好き。読んでてしんどくなる時も多々あるけど。最終回も好き嫌いが分かれそうだけど僕は美しいと思った。まるで一本の映画を見終わったかのようだった。後で調べたところによると藤本先生は映画が非常に好きでいろいろな手法などを取り入れているそう。てか良く考えたら作中でも映画の話出てきたな。僕がジャンプ+に注目し始めたきっかけとなった作品です。

それから「青のフラッグ」。甘酸っぱい青春学園恋愛もの…かと思いきや、途中から意外とヘビーな展開に。青春とは、愛とは、友情とは、幸せとは…いろいろなことを考えさせられる良作。非常に現代的なテーマで、まああまり具体的にいうとネタバレになってしまうのでアレなんですが、今までの少年漫画にはあまりないようなテーマを扱っていてそれがまた良いです。非常にオススメの一作。

あと「ムーンランド」。珍しい体操漫画で、キャラも立ってるし丁寧な描写が好きだった。少年漫画らしいアツさもあるし、体操を知らなくても楽しめる構成になっていて毎週楽しみにしていたのだが微妙な感じで終わってしまった。もっと続いてほしかったなあ。

他にも面白い漫画はたくさんあったけど全部書いてたら一生終わらないのでこの辺で。これらの他にもちょくちょく載ってくる読切がやたら面白かったりするので侮れない。ジャンプ+本当にオススメです。なんてったって無料なので是非一回見てみてほしい。

ちなみにですが課金してコインを購入すればさらにいろいろ読めます。僕はワールドトリガーを全話読んでます。単行本やジャンプSQ買うより手軽で良い。早く更新されないかな。

shonenjumpplus.com

*1:rebuild.fmでのhakさん談