yak shaving life

遠回りこそが最短の道

転職して数カ月経った

入社直後の焦りについて – 1/0 という記事を読んだ。読みながらウンウン頷き過ぎて、V系バンドのライブさながらのヘドバンをかましていたと思う。分かる…分かるんや…。

去年の夏頃に転職をしたので、現職についてから半年以上経ったことになる。はっきり言って、自分が想像していた転職後半年時点でのパフォーマンスは全く出せていないように思う。悲しい。

これは単純に見立てが甘かっただけなのかも知れないけど、予想していなかったこととして「リモートワークだとなかなか馴染めない」というのがある。もちろん会社によるとは思うが、少なくとも自分の場合、隣の席の人に話しかけるのとSlackで発言するのではハードルが全然違う。というか、コミュニケーションとしての性質が全く異なると思う。ムズカシー。あと、チーム外の人との会話がマジで少ない。一緒にランチしたり、フリースペースで適当に喋ったり、そういう雑多なコミュニケーションがとても価値あるものだったと気付かされている。

会社から過度に期待されているとかプレッシャーをかけられているということは全くなくて、自分自身で勝手に不安になっているだけ。自覚はある。不安になっても正直意味がないし、理想と現実のギャップを受け入れてある程度割り切るべきだとも理解している。頭では分かっているのだけれど、それでも焦り、不安、俺ってダメすぎない?ヤバくない?陰で給料泥棒とかハズレとかゴミとか言われてたらどうしよう、俺のプルリクを画面共有しながら「見て見て、コイツのコードやばくない?プププ…」なんていう闇のミーティングが開催されているのでは…いやそこまでは思ってないけど、まあそんなようなネガティブ感情がちょいちょい押し寄せてきて仕事を楽しめていない感がある。そう、僕は楽しく仕事できれば良いのだ。少なくとも今は。ただそれだけなのになあ。

あとはアレだよアレ、シンプルに技術力の問題もあるよね。ハイ。スミマセン。転職前は主にPHPというサイコーな言語を使っていたけど、転職してJavaになりまして、これが本当になにもわからない。日々勉強しながら仕事してるわけなんですが、明らかに勉強量が足りてない。言語を変えるって思ったより大変なんだなあ。勉強するよりも早く仕事で成果を出したいと思ってアウトプットに時間を費やしてしまい、なかなか技術インプットに時間をかけられていない。良くない傾向だ…。

他にも、「俺って結構会話が好きなんだな」という発見があった。自己分析というやつである。基本的には内向的な性格なのだが、それでもやはり人とは話したい、というか、話すことがあまりに少ないと気分が落ち込んでいってしまう気がする。思えば前職でも、何気なく交わしていた仲の良い人たちとの会話、ふざけたやりとりや飲み会などが心の栄養になっていたんだなあ。なくなって初めて気づくものですね。

こうやって色々書いてみると、課題は結構明確なのかもしれない。解決策は自分で考えて実行していかなければ。職場の環境自体はすごく良いし、同僚も皆ナイスガイだ。ソフトウェアエンジニアとしても成長の機会がたくさんありそうなので、うまく仕事を楽しめるようにしていきたい。

多くのIT企業が在宅勤務を推進し始めたのが3月頃だとすれば、それ以降に転職して、自分と似たような境遇の人は少なくないだろう。つまり、転職してからずっとリモートで仕事をしている人たちだ。彼らはどうしているんだろう。思ったような成果は出せているのだろうか。同僚とは仲良くなれているだろうか。仕事を楽しめているのかどうか。人の心配をしている余裕はないけれど、外出自粛やリモートワークが続くと気分が落ち込みがちだと思うので、皆さん無理せず楽しく働けていたらいいなと思う次第。頑張って生きていきましょう。